「はぁい!今日はそこまで」
そう言うと先生は去って行った。
「はぁ―疲れ″だ…」
あたしが机に頭を伏せてだるそうに言うと…
「愛心、椎奈と3階に来て!話があるんだ…」
とだけ言うと葵は教室を出ていった。
でもドコか寂しい表情で…
とにかく…椎奈を呼ばないと…
すると…その時、
「愛心!バイバイ」
と手を振ってる優矢が…
「帰るの?」
「あぁ旅行で東京行ってくる」
でも…完全に作り笑いの優矢。
「行ってらっしゃい」
あたしは何も思わずただ手を振った。
さぁ…椎奈呼ぼう!
「椎奈!ちょっと来て」
すると椎奈はすぐにこっちへ来た。
「葵が話をあるって…3階に行こう」
なんか寂しそうな顔をしてた葵…
何か嫌な事があるのはなんか予想がつく。
あたし達は3階に向かった。
――――――――……
――――――……
――――……
3階に向かうと葵がエレベーターの前に座っていた。
なんか本当に寂しそうな表情で…
「葵っ!」
「あぁ」
葵と知り合ってすぐのあたしでも分かるよ…
葵の作り笑い。
葵はちゃんと作ってるようだけど…完全にひきつってる…