フラッシュバックした記憶を振り払うかのように立ち上がった。




「あんたらになんかわからない。

わかるわけがない。」





「わかんないよ!!

そうやって逃げて、何も話そうとしないやつの気持ちなんてわかるわけないじゃん!」





すると今まで黙っていた紺野が、ケバいやつの制服のすそを引っ張った。