茉莉花は歩く速度を速めた。 これからすぐに帰って一人になるのが詫びしかった。 それに、このままだとどんどんネガティブな思考になってしまいそうだ。 茉莉花は以前加藤と二人できた、ハンバーグの山本の店のドアを開けた。