7年目の浮気

「ああ、今度出るの、予約してきたの。」

「そうなんですかぁー。わたしはコレ、使ってるんですけど、電話かかってくると電源切れちゃって、ショップ行っても割とあることみたいに言われちゃってー。…」


芳雄は香織を見て思った。

やはり先程の考えは取るに足らない下らない考えだった。

最初は香織のような女で自尊心を満たすのもいいだろう。

しかし、あまりにつまらない。

すぐに飽きが来ることは間違いない。