コーヒーに口をつけながら思う。


男は誰しもちっぽけなプライドに縋って生きていると思う。

自分という人間を誇示したい、身の丈より大きな自尊心がある。


だから時折頭の悪そうな女に目がいく。

自分という人間を、立派に感じたいがために。