その日の夜、ゆっくりバスタブに浸かりながら今日のことを考えていた。


水族館に行ったのなんて久しぶりだった。

楽しかった。

加藤が素敵だった。


でもわたしは浮かれている。

芳雄がいるのに。

わたしは芳雄と別れるつもりなんてない。

だって、わたしが好きなのは芳雄。

彼だから。