7年目の浮気

加藤は目を丸くした。


「え?やっぱり送ろうか?」

「加藤くん、何処か連れてってくれるんだよね…?」

「…予定はいいの?」

「うん、いいの。
だから…、」


加藤は車の左側のドアを開けた。


「どうぞ。」