7年目の浮気

加藤に言われるまま風呂に入る。

わたし、今日大丈夫な日かな?

まさか真紀たちのようなことにはならないだろうけど。


芳雄は…芳雄とは、どうしようかな。


ジャブジャブと顔を洗う。

普段から化粧は薄めなので、すっぴんを見られることに抵抗はあまりない。


芳雄のことは今はいい。
今は、忘れよう。

どうせ自分だって、忘れられている。