7年目の浮気

「ん?」

「どうしてわたしがあの夜彼と帰ったこと知ってるの?」

「それは加藤くんに聞い…、

あ。」


真紀がにやりと笑う。


「成る程。

茉莉花がここのところ変なのは、加藤くんのせいってわけね。」


いつだって真紀に隠し事を通せた試しはない。