心臓がはねた。
「!…、ちょっとごめんなさいっ。」
茉莉花は立ち上がって席を離れると、通話ボタンを押した。
「もしもし茉莉花?
後輩のライブあるだけど、今から出てこれない?てゆうか出先?」
「う、うん、出先だけど大丈夫だよ…。」
「今街にいるんだけど、いつ頃来れる?」
「…じゃあ、30分くらいで…。着いたら連絡するよ。」
わかった、待ってると言って芳雄は電話を切った。
茉莉花はバクバクいう心臓を何とか落ち着かせながら、加藤の元へ戻った。
「か、加藤くん、」
「電話、彼氏?」
「うん、だからもう、行くね…、今日は有難う。」
「行かないでって言いたいけど、無理だよね。
わかったよ。」
「本当に有難う、じゃあ。」
茉莉花は急いでカフェを出た。
加藤はそんな茉莉花の後姿をただ見送った。
「!…、ちょっとごめんなさいっ。」
茉莉花は立ち上がって席を離れると、通話ボタンを押した。
「もしもし茉莉花?
後輩のライブあるだけど、今から出てこれない?てゆうか出先?」
「う、うん、出先だけど大丈夫だよ…。」
「今街にいるんだけど、いつ頃来れる?」
「…じゃあ、30分くらいで…。着いたら連絡するよ。」
わかった、待ってると言って芳雄は電話を切った。
茉莉花はバクバクいう心臓を何とか落ち着かせながら、加藤の元へ戻った。
「か、加藤くん、」
「電話、彼氏?」
「うん、だからもう、行くね…、今日は有難う。」
「行かないでって言いたいけど、無理だよね。
わかったよ。」
「本当に有難う、じゃあ。」
茉莉花は急いでカフェを出た。
加藤はそんな茉莉花の後姿をただ見送った。


