何年も月日が過ぎて



なかなか恋愛は出来なくて



やっぱり、真夜中、急に伊織くんのことを



伊織くんの優しい手を



伊織くんの声を



思い出して苦しい時はあったけど




それは彼をずっと愛してるからだと



痛みも苦しみも受け入れて



ただ毎日を過ごした



27歳になった時




職場の先輩と結婚することにした




理由は簡単で



食事に誘われて行ったら



自然に楽しめたからだった



そして



吸ってるタバコが



伊織くんと同じだったから