最低だよ……私 ――私も伊織もあなたもフェアだと思うの―― 茜音さんの言葉を思い出す フェア? 茜音さんの気持ちを私に話したから? そんなわけ ないじゃない 茜音さんと私がフェアになるはずないじゃない 二人には伊音くんがいる 私が割り込む隙なんてない ――ごめん。風羽ちゃん 終わりにしよう―― 伊織くんが言った この言葉が全てだよ もう終わったんだ 伊織くんの中に 私はもういない どんなに想っても 伊織くんは あの優しい手は ほどかれたまま もう繋がることはない