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来ちゃった(笑)
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朝5時。
誰もいない朝焼けの学校。
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来ちゃったか。
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とりあえず合流。
「来ることないのに…。」
という彼は笑ってた。
(来て良かった…。)
彼のいる理学部棟の前にて話してたら風が強いので中へ。
「んー?研究室くる?今なら誰もいないし。ついでにこの前言ってた薄片見せてあげるよ。」
「薄片…?」
「石を薄く切った奴。」
「あぁ、綺麗な奴??見たい!!」
というわけでドンドン中へ。
理学部は初めて来たけど、今は静かだし、なんだか病院みたい。
誰もいないと言っても緊張する。
「お邪魔しまーす。」
「ソファでも座ってて、顕微鏡セットするから。」
静かな時間が流れる。
ココアの夜に似てる。
けどアトリエより緊張する…。
「出来たよ、覗いてみ?」
言われるまま覗くと色んな色がキラキラしたステンドグラスみたいなものが見えた。
「綺麗でしょ?俺の研究してるカンラン岩が1番綺麗に見えるんだよ。」
彼は自慢げに話す。
確かにすごく綺麗で思わず言葉にならない。絵にしたい。
散々見た後、顕微鏡を離れる。
よく考えたら、考えなくても二人きり。
(…どうしよう。)