それを見届けて私も席に着く。 今度は大きめにノートを切り取ってこう書いた。 『泣いてごめんなさい。 真陽はいいこだから、嫌いにならないでね。 それから泣いたのは矢澤君のせいじゃありません。』 書いた紙を小さく折って矢澤君の机の上に置いた。