「だから、その話聞いていても立ってもいられなくて。でしゃばっちゃってごめんなさいね。もちろん、今日着たからといってそれを着なきゃいけないことはないし。汐ちゃんのお母様もドレスを選ぶの楽しみにされてるだろうし、もちろん修也もね!」
そう言って修ちゃんのお母さんはウインクして見せてから、
さぁさぁ、着てみてちょうだい、と私を押し出した。
お店の方にいくつか出してもらうドレスはどれも素敵で可愛くて。
今さらながら、あぁ、私は結婚するんだな、と言う実感が大きくなってくるような気がした。
何着か選んだドレスを持って試着ルームに入るときも、修ちゃんのお母さんは嬉しそうに手を振っていた。

