「てっ!何すんだよっ」 私に手の平をかまれた彼の顔に焦りを含んだ怒りの表情が現れた、と思った瞬間。 その腕が思い切り私に振り下ろされた。 「キャッ!!」 けど、 ゴッ! 鈍い音がして、私に振り下ろされるはずの痛みは、全然感じない。 ゆっくり目を開けると・・・・ ウソでしょ? こんな・・・・ こんな・・・・・・ 涙でにじんだその先には、その男の胸を掴みあげてる凱がいたんだ。