「これはね、私の弟・・・凱の父親の最後のプレゼントなんだ」 「え?」 あの、事故の時・・・おじさんが持ってたものが・・・これだったの? 「じゃぁ、これ・・・凱のじゃ・・・・」 「けれど、これは凱のじゃない」 「え?」 「正確に言うと、プレゼントの箱の中に二つこれが入ってたんだ」 「二つ・・・・」 「凱の父親は、アクセサリーデザイナーだったんだよ。でも、凱の母親が亡くなってから、なかなか凱と時間が取れないことにかなり気にしてた」 うん。 あの頃のことはよく覚えてる。