アルタイル*キミと見上げた空【完】


風が草を揺らしていく。


あの思い出の河原。


そこを通り過ぎて、私はある場所に向かった。



そこから、ほど近い場所。



丘の上に立っている、石碑。



それは・・・凱のお父さんのお墓。


そう。


今日は、凱のお父さんが亡くなった日。


私と凱が星空を見上げた日・・・・。


毎年、お墓参りは欠かさなかったら忘れるわけがない。


だから、もしかして、って。



思ったんだ・・・。