「メール…びっくりしたよね‥」
「…うん」
素直に"うん"って言っちゃった
でも正直な話、内容が内容だったからな‥
びっくりした
「ごめんね‥でもどうしても話したいことがあったから、単刀直入の方がいいと思って」
「うん‥」
俺さっきから"うん"しか言ってねぇ
…汗かいてきたし
「この前ね、綾さんに会ったんだ」
「‥え?」
…なんで芽衣と綾が‥
「近所でさ、女性が倒れてるって歩美から電話があって、その女性が綾さんだった。病院行って、何もなかったみたいだけど…」
道で倒れた…?
綾が…?
あいつ…どっか悪かったっけ
「それで何もなく終わったんだろ?」
「…綾さんね、旦那さんと上手くいってないみたいなんだ。頑張るって言ってたけど、私には無理矢理に見えた」
「芽衣が心配することじゃねぇよ。気にしてんなら、俺はもう綾とは関係ねぇって言ったろ?だから‥」
「あるよ。すっごく関係あるよ」
芽衣が何を言いたいのか分からねぇ
前に綾の話しをした事を引きずってるのかと思ったが…
この表情は
違うようだ…―
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