話の流れは、簡単に言えば、お決まり展開を見事に裏切ってくれちゃったもの。
精神を病んだ男が別の女性に心奪われ、そのショックで恋人まで精神異常になり、最後は二人とも自殺を図って終わる、という有り得ないどんでん返し。
そのくせ、何故か涙を誘うシーンが凝っていたりして。
劇場内では、あちこちから嗚咽が聞こえた。
かく言う私もうるっときました。
でも佐薙さんはまるで感慨無しでした。
ちくしょう病み男め!
「R指定は本当だったな。
人の体液はオレンジ色をしているのか。映画のくせに凝ってるな。」
「それ今オレンジジュース飲んでるときに言わないでくださいよ……。」
今の言葉で完全に食欲を失ってしまった私達は、映画鑑賞後、近くのファーストフード店に入った。
朝ご飯を食べずにきたから、せっかく美味しいサンドイッチにありついていたのに……。
ちくしょう病み男め!(二度目)



