狂者の正しい愛し方




どんっ



軽い音がした。


私の両手が、お母さんの背中を押した音。



「え………?」

「え?」


お母さんの呟きに同調するように私も呟いて、


お母さんの体は緩慢な動きで、下へ…、階段へ、真っ逆さまに落ちていく。


スローモーションだ。

リアルで初めてみた。