「よくやったぁぁぁあああーーーーー!!!!!」
「みっ美奈子!!ウルサいよぉ」
いつものカフェで美奈子がガタンと立ち上がりガッツポーズをする。
2人っきりでコソッと話て終わるはずだったこのみは困惑する。
「あたしっ、嬉しいっ」
「美奈子…」
本当に嬉しそうに目元に涙を浮かべる美奈子に心があったま…
「で?どうだった?」
「え?」
「気持ちよかったかって聞いてんの」
「なっなっ何を!?」
らなかった。
散々美奈子にからかわれた帰り道、海の家による。
「ただいまー」
「おかえりなさい、海」
「いいな、おかえりなさいって」
「ん?うん」
「ねぇ…このみさぁ」
「?」
「俺のトコに配達されない?ちゃんとハンコつけて大事にするからさ」
そう言って取られた手に握らされるもの…
「指…わ?」
「うん、とりあえず卒業まで予約ね?本当は速達して欲しいけど…ダメ?」
ニッと笑う海の顔。でも目は不安気に揺れている。
「ダメじゃない、です!!!!」
END

