「いい!?このみ!!次に水無瀬さんにあったら間違いなく告りなさい!!」
「はぁぁあ!?」
美奈子が私の肩をつかみぐらぐらゆらす。
「大丈夫よ!!あたしが保証するわ!!!!ふられたら慰めるし!!」
「…言ってること矛盾しすぎじゃないですかぁ」
「とぉにぃかぁく!!いい!!告白!!がんば!!よし!!いけ!!!!」
「なんでいきなり体育会系なのよぅ」
そのうち透も加わってとりあえず次に水無瀬さんにあったら告白する事を約束させられた。
意気揚々と美奈子達が帰っていったあと、水無瀬さんの事を思い出した。
「透の事…誤解してた…」
告白なんか…できないよ。美奈子達がなにを考えてるかわからない以上に水無瀬さんの気持ちなんかわかんない。
恋なんかしたことない。
だからわかんない。
水無瀬さんを思い出すと苦しい。
ねぇ水無瀬さん…
今日、ちょっとでも私の事可愛いと思ってくれましたか…?

