らぶ☆でり~恋を運んでおにーさん~


「はぁぁぁああああ!?もう水無瀬さん来ちゃったのぉ!?しんっじらんない!!」

美奈子はペットボトルが入ったビニール袋を床に投げつけた。

「まぁまぁみぃ。俺からいい報告があるんだよ」

と透がゆうと美奈子の耳に口をよせコソコソ何やら話はじめた。

するとだんだんキラキラしてくる美奈子の顔。

何が何だかわからない上に、あんな水無瀬さんの顔をみた私は気が気じゃないのに、なんでそんなに2人はたのしそうなのよ!!

「このみぃ、今日の作戦なんかいらなかったんじゃなぁい。このこのっ」

と美奈子がオッサンのように肘で小突いてくる。

「はぁ!?なにがよ!!」

「えっ!?…まさかこの子あんなおいしい展開なのに何も気づいてない!?」

美奈子が信じらんないって顔して私を指差す。

「まぁみぃ。それがこのみの良いところで悪いところでもあるんだよ。」

「どゆことよ!!!!」