「はぁぁぁああああ!?もう水無瀬さん来ちゃったのぉ!?しんっじらんない!!」
美奈子はペットボトルが入ったビニール袋を床に投げつけた。
「まぁまぁみぃ。俺からいい報告があるんだよ」
と透がゆうと美奈子の耳に口をよせコソコソ何やら話はじめた。
するとだんだんキラキラしてくる美奈子の顔。
何が何だかわからない上に、あんな水無瀬さんの顔をみた私は気が気じゃないのに、なんでそんなに2人はたのしそうなのよ!!
「このみぃ、今日の作戦なんかいらなかったんじゃなぁい。このこのっ」
と美奈子がオッサンのように肘で小突いてくる。
「はぁ!?なにがよ!!」
「えっ!?…まさかこの子あんなおいしい展開なのに何も気づいてない!?」
美奈子が信じらんないって顔して私を指差す。
「まぁみぃ。それがこのみの良いところで悪いところでもあるんだよ。」
「どゆことよ!!!!」

