らぶ☆でり~恋を運んでおにーさん~


水無瀬さん?

私は訳が分からず玄関で呆然としていた。

「ふぅ~ん」

と透は意味ありげな顔でニヤニヤ笑っている。

「…透。どおゆうこと?」

尋ねると少し目をむいて

「俺水無瀬さんが可哀想になっちゃった」

と肩をすくめた。

「ちょっと!!どおゆうこと!?」


ガチャ

「…2人ともこんなトコで何やってんのよ」

美奈子がビックリした顔でドアノブを持ったまま固まっている。

「あっ…」

「おかえり。みぃ。」