らぶ☆でり~恋を運んでおにーさん~


『5月14日の午後の指定でいいのね?』

「うん。オバサンわざわざごめんね?」

『いいのよぉ。美味しい野菜、いっぱい入れるからね』

「ありがとう。着いたらまた電話するね」

『はいよ。』


プープー


「よし、これで決まりね♪」

ニコニコ笑う美奈子に私はその場でオバサンに電話をかけた。

14日は1コマ目しか授業のない日。

「じゃ、今週買い物ね♪フフフッ」

「生き生きしすぎよ」

手帳をたしかめる美奈子を横目にため息わつく。それをみた透がこそっと話かけてきた。

「これでもみぃは生まれてこの方彼氏の1人もいないこのみを心配してるんだよ」

「…うん」

「まぁいいじゃん。別にその場で告ればっていってないんだし」

「ちょっ!!もう透は余計な事いわないで!!」

焦る私をみて透はクスクスわらう。

ドSカップルめ・・・