らぶ☆でり~恋を運んでおにーさん~



「てゆうかさぁこのみはちゃんとすれば可愛いのに、ちゃんとしないのが悪いのよ」

何も聞いてない授業が終わり、いつもみんなで寄る大学ちかくのカフェで透のノートをうつす私をビシッと指差す美奈子。


「だってぇ」

「だってもくそもない!!なんもしないで可愛いくなれなんかしないだからね!!努力よ努力!!」

「うにゅぅ~」

美奈子が怖いよ~

「はーいはーい」

何やら考えていたらしい透が手を上げた。

「はい透」

今度は透を差す美奈子。

「おれ、そのイケメン宅配便のおにーさんみてみたいですっ!!」