廃墟になってまだ間もないのかドアはいとも簡単に開いた。
ドアを押し開けると、敦子が俊彦とドアの間をすり抜けるようにして中へ飛び込び叫んだ。
「潤!! いる?!」
右から左に、敦子の持っている懐中電灯が揺れる。
敦子の高くあがった声は、フロアの中に木霊せず解けて消えた。
「潤? ねぇ、じゅ……」
フロア内を歩いていた敦子の声が止まったので、視線を投げる。
敦子はステージ前で屈んでいた。
「堀口さん! いたよぉ!!」
まるで泣き声のようだった。
だが、暗闇に星が瞬くように、歓喜に満ちた声。
俊彦の目にも、懐中電灯の明かりに照らされた人影が2つ見えた。
「潤だよ!! いた、いたよぉおお!」
ドアを押し開けると、敦子が俊彦とドアの間をすり抜けるようにして中へ飛び込び叫んだ。
「潤!! いる?!」
右から左に、敦子の持っている懐中電灯が揺れる。
敦子の高くあがった声は、フロアの中に木霊せず解けて消えた。
「潤? ねぇ、じゅ……」
フロア内を歩いていた敦子の声が止まったので、視線を投げる。
敦子はステージ前で屈んでいた。
「堀口さん! いたよぉ!!」
まるで泣き声のようだった。
だが、暗闇に星が瞬くように、歓喜に満ちた声。
俊彦の目にも、懐中電灯の明かりに照らされた人影が2つ見えた。
「潤だよ!! いた、いたよぉおお!」


