私たちはまだ手を握っていた。 温かかった。 「髪の毛・・・似合ってる。可愛いよ。」 「ありがとう・・・。彼に、切ってもらったの。」 「彼?」 「あ、うん。私を救ってくれた人。」 「いい人なの?大丈夫、信用して。」 「大丈夫だよ!!すっごくいい人なの。今度、会おうよ。」 「うん・・・。」 利世はニヤリと笑った。 「すきなの?」 頬が熱くなるのが分かった。