愛すべき君へ



そらを考える間は、
ほんの少しだけ
莢花と愁悟を
忘れられることができた。

そらの笑顔は僕の
心の穴を埋めてくれた。

だけど僕には
そらを愛す資格さえもないんだ。

今そらと結ばれても
そらを傷つけるだけだった。