「猛くん待った~?」


可愛く姉ちゃんは、相手の男に上目遣いで見上げる。そして、さりげなくボディータッチ。そんな所に弱いのか、相手の男性は、姉ちゃんにメロメロ。



「ううん、大丈夫今来たから」



嘘を付いているよな。一時間も遅刻してるのに姉ちゃん。
相手の男性猛さんは、隣の家のお兄さんだ。



他に男が居るって知ってるけど、姉ちゃんが好きだから我慢してる。可哀想だけど、仕方ないよな。


猛さんが、良いって言ったんだし。



♪…♪



「ごめん!猛くん」



姉ちゃんの携帯が鳴った。姉ちゃんは慌てて猛さんに謝ると、返事も聞かずに少し離れた場所に行って電話にとる。