例えば、それが奇跡なら…

「あ!お母さん、見て!ジャーン!!」

柚葉はキーホルダーを見せた。

「あら、かわいいね。どうしたの、それ?」

「看護婦の紗英さんからもらった〜!」

柚葉の嬉しそうな顔を見ながら、母親は言った。

「あなた、また無理言ってもらったんでしょ〜?」

「まったくこの子は…。」