「あー、キサキ!!!」 教室へ着くと、咲子がもう登校していた。 「咲子おはよー」 「…ね!楢橋これで告白されたの10人目なんだけど」 「え?」 「今。女子に呼ばれて出てった。こんな短期間でさー、うちの女子も女子だよね。ていうかなぜかこのクラスだけ告るコいないんだけど(笑)」 咲子は一気に話し終わると、あたしに言った。 「そんで、楢橋がキサキのこと好きなんだって。」