文化祭も終わったある日。 咲子がばかじと付き合い出したという事実に驚いた翌日。 佐藤くんがついに言ってしまった。 「楢橋ってさ!!居酒屋の息子なんだぜ!極道の家じゃねーんだ」 うそ、マジで?! そんな皆の声が飛ぶなか、まさかの楢橋が登校してきてしまった。 「…何。」 皆の視線集中な楢橋。 「えええ、いや、なんも言ってないよ!」 あたしはとっさに楢橋に駆け寄って、手をふりまくる。 …だけど。