「あの〜…」


「何?」


「ここって、ビアン多いんですか?」


「…何?ビアンって」

「レズの事です。」


「アハハハハハ。もしかして、けいと美鈴の会話聞いたの?」


「けいさんと美鈴さんっていうんですか?はい。聞いてしまいました。その…してるんですよね?そういう行為を…」


「してるよ、あの2人。毎晩、うるさいね。まあ、あの2人だけじゃないけどね。」


やっぱり…


多いんだ…


そういう世界に興味はあっても、自分の身に置き換えたら、


゛考えられないな″

と、思った。


ビアンの人の話しは聞いてみたかったけど、あの2人の話しは、遠慮したかった。