終われない夢




紗那のことを色々考えていると、銭湯についた


景色を楽しむ間もなかった


…はぁ……




「オマエ、やっぱりなんか変」



バスを降りた所で柴谷にそう言われた



「普通だよ。どこが変なの?」



すると柴谷は押し黙ってしまった


だから私は言った



「人のこと変変っていうわりにはあんたも相等変なんじゃない?」



なんかもうどうでもよくなってきた


自分が何を言っているのかよくわからなくなってきた


もうイヤ


ダメ…


あぁ、

こんなんじゃダメだ…


紗那が悩んでいるのに、

私に話してくれたのに、


私が助けてあげなきゃ…