今は、部活をやっていないけど中学の頃は『吹奏楽部』だったな。
朝から夜まで練習して、最後の大会は金賞!
…………懐かしい。
「つーか、お前覚えてねぇの?」
「何が?」
何を急に言い出すんだ?
あたし、なにか言ったかな?
「イヤ、覚えていないんならいいや」
「あっそう?」
変な桐谷。
わしゃわしゃ髪を掻いて壁に背中を預け、座り込んでしまった。
「桐谷ー、どーした?」
「なぁ、マジで覚えてねぇの?」
だから何がっだつうの。
こっちは覚えていないんだから、しょうがないでしょ!
「マジでマージーで、覚えてねぇの?」
「覚えてないって言っているでしょーが!
わっからない男だねえ」
「マジかよ…」
ヒザに顔を埋め、なんだか明らかにショックを受けたみたい。
朝から夜まで練習して、最後の大会は金賞!
…………懐かしい。
「つーか、お前覚えてねぇの?」
「何が?」
何を急に言い出すんだ?
あたし、なにか言ったかな?
「イヤ、覚えていないんならいいや」
「あっそう?」
変な桐谷。
わしゃわしゃ髪を掻いて壁に背中を預け、座り込んでしまった。
「桐谷ー、どーした?」
「なぁ、マジで覚えてねぇの?」
だから何がっだつうの。
こっちは覚えていないんだから、しょうがないでしょ!
「マジでマージーで、覚えてねぇの?」
「覚えてないって言っているでしょーが!
わっからない男だねえ」
「マジかよ…」
ヒザに顔を埋め、なんだか明らかにショックを受けたみたい。



