「ごめんな」 先生はそう言った。 「どうして?」 あたしは聞いた。 「俺、授業の数が多いんだ。 週20時間までなのに 今の予定で、もう 21時間もあるんだよ。 だから3年には つけなかった。」 あたしは何も言えなかった。 「俺も、お前らに つきたかったんだけどな… ごめんな。」 先生はもう一度謝った。 先生を見ると、 あたしと同じくらい 先生も寂しそうだった。