まるで別人みたい。 ほっぺたつねるのも 教室では全然しない。 あたしはさっき先生が 言った言葉を思い返す。 『お前のほっぺた 俺の腕につけときたい』 先生はあたしと 一緒にいたいって意味を 込めて言ったのかな? なんて思ってしまう。 そんなこと あるわけないのに… ありえないことなのに… 教室では話せない。 目も合わせられない。 だけどやっぱり先生は あたしにとって 大切な存在なんだ。