松本颯
マツモトハヤテ

それが彼の名前だった。
生年月日は平成×年7月22日

説明会受けた高校の地元の中学に通っていて、
サッカー部に入っているらしい。


生徒手帳の証明写真を見てるだけで
胸が苦しくて愛おしくてたまんない・・・・・

どうしたんだろう

いままでこんな感覚なったことないし

正直良くわかんなかった

確かなのは[もう一度彼に逢いたい]
それだけだった

だからあたしは迷う事なくこの学校を受けた




入学式

彼の姿はすぐに分かった



でも・・・自分がどんどん雑誌に出るようになって


恋愛もまともにできなくなって


彼に迷惑をかけてしまうんじゃないかって思って自分の気持ち
ずっと押し殺してた

でももう逃げない


決めたんだ

あの日の運命的な出会いは

偶然じゃなく
まぎれもなく
必然的で


だからこの恋を絶対手離したくないんだ

モデルやってても

アイドルと呼ばれても
アタシという人間を
素で誰もみてくんなかった


だから素直に
アタシの思いを彼に伝えよう

例えそれが逆風でも
アタシは諦めない

だって

アタシは



この人に出合う為に生まれてきたんだから・・・・・