「おっはょー!!!」

元気良く私の肩をおもいっきり叩く友人、マイ。

「おはょ…」

ヨロメキながら苦笑いで彼女に答える

「これ見たよー!今月号のノンノン!表紙でしょ!?それ以外にも[ユリアの春の着回し30日特集☆]それ以外にもでまくってるし、すごくねー!もーめちゃんこ売れっこモデルじゃん!!!!!!!」

興奮気味のマイ。


「そーかー?あたしはただ服着て言われたとーりに笑って写真撮られてるだけだよ。なーんもすごくねーょ。」

廊下側の後ろの席につくあたし

すかさず隣に座るマイ

「でもあたしとしては親友がこんなに有名になって嬉しいよ!まじでさ!!」


じっと雑誌を見つめるマイ

私だけのページを何度も何度も読み返す。にやけながら。


「もー照れるからやめてってば!!笑」

雑誌を取り返すあたし

「ちょっと帰してよ~私のオカズなんだから!笑」

「オカズって変態か馬鹿マイ!笑」


じゃれあうあたしたち

そんなとき思い切り後ろのドアが開いた
「ガララララ!!!」
振り向くとそこには
「よっユリアちゃ~ん雑誌みたょ~ん
超可愛いじゃん!!もう最高だょ~~」


「げっっ花月!!!」