「気がついた?」
保健室の先生がいった


「あっはぃ、あのぉアタシ何でここで寝てるんでしょーか?」


「アハハハハッ」
先生が爆笑した

「何ですか!?」
アタシはちょっとムカついた

「ごめんごめん!アナタをおんぶしてきた女の子マイちゃんだっけ?マイちゃんが[スキな男の子の肌みたら欲情してぶっ倒れました]って言ってたからさ、ついね。」

「マイの奴一言余計だっつーの・・・・・」
アタシはぼやいた

「でも一人でおんぶしてきて凄く心配もしてたんだよ?あとアナタ貧血、それと栄養失調、疲労もあるわね」

私の方をポンっと叩いて先生は言った

「仕事は大切だけどほどほどにね。」

優しい先生の笑顔


「はぃ。気をつけます」

確かに最近撮影忙しかったからな~

勉強もってなると、やっぱ少し仕事へらそうかな・・・・・・

私が悩んでいると

[ガララララッ]
保健室のドアが開いた

「失礼しまーすっ」


マイだ


「あっ目覚めんだ!」マイが安心そうな顔をする

「マイごめんね、アタシの事一人でおぶって保健室までつれてきてくれたんだって?」
申し訳なさそうにアタシが言うと

「いーって!それにクラスの男子が運ぶ運ぶ群がってきたんだけどユリア男嫌いでしょ?だからアタシが運んだだけ!ユリア軽いしなんももんだいなーぃ!」

マィはくってくのない顔でニヒッと笑う

そしてベットの端に腰掛けながら窓の方を見ていってきた。
「アタシはさ、応援するょ。あんたがすきなになった人が例え宇宙人でも国籍不明のマフィアでも・・・眼鏡掛けたゲームオタクで多分童貞で、モヤシみたいにひょろくて、おしゃれのないカケラモないダサ男でもね」

私は苦笑いして少しカチンとしたが、

マイは振り向きアタシの顔をみて


「だから頑張んなっ!」


とまたおもいっきり叩いた。


きゃっきゃっ良いながらアタシ達はずっとじゃれあっていた。

自分の味方が一人いるだけで、こんなにもホッとするものなんだって初めてわかった。


「じゃ行きますか!?」

マイが言うとアタシの鞄をベットの上に投げた

「いくよ~☆」


ルンルンなマイ

「ちょっちょっとまってよっ!」

急いで私もマイの後をおう


二人笑いながら


放課後の廊下に二人の笑い声だけが
響きわたっていた