あたしは校庭めがけて一直線に走った。 「はぁはぁ…」 「あ、姫希ー♪お兄様…」 「ああ゛!!!?? 誰が勝手に学校来ていい って言ったあ!!!???ああ!!!??」 「わー!!すまんすまんー!!!」 「わかってんならさっさと帰れやあ!!!」 「わかりましたー!!!」 あたしはお兄ちゃんの胸倉を掴みながら叫んだ。