「…姫希…足…」



あ、龍の存在忘れてたよ…


しかも刺されていることも忘れてたよ…




う、今になって痛くなってきた∑





「…龍、痛い…」



足を見ると、色がやばい感じになってきてる



血も結構な量が出てる…





「銀龍っ!
車出すから姫希つれて来いっ!」






なんで思い出した途端こうなるかなぁ?





「姫希…しっかりしろ!」





最後に嶺と龍の焦った声を聞きながら
あたしは目をとじた