不良姫×不良王子









「ん~…じゃあ、
もっとちゃんとしてくるから。」


そういってあたしは今いるところとは
反対側のほうへ走っていった。





あ~あ。ばれちゃったな~…



つか、暴露? みたいな。



「あーやっとスカート丈、
もとにもどせる~!!」




そういうとあたしは腰のところで
スカートを何十にもおり、
ヅラをはずした髪も手ぐしで綺麗に整えた。



それからポケットにたまたま入っていた
化粧ポーチを取り出し少しだけメイク。




それだけしたらなんとか
見苦しくない姿になった。




「…ん~……っよし!これでいっか!!」