恋うつつ ~“好き”というどうしようもないキモチ~


こんなダイタンなことが言えるのは、あたしが目を閉じているからだと思う。

目を閉じてまわりが見えないから、まわりの目を気にしないで、こんなダイタンなことが言えるんだと思う。



だけど……、



だけど、いくら待ってもミュウトの唇は、あたしの唇と触れ合おうとしない。

いつまで経ってもキスしてくれないんだ。


「どうしたの? ミュウト」

目を閉じたままのあたしが言う。

「どうしてキスしてくれないの? もしかして、まわりにヒトがいるから恥ずかしいのかな? だったらミュウトも目を閉じなよ。目を閉じたら恥ずかしくないよ」



だけど……、



だけど、そこまで言ってもまだミュウトの唇は、あたしの唇と触れ合おうとしない。

ずっと待ってるのにキスしてくれないんだ。