美女で野獣

「指輪か…ありがと」
「でもお前金あるのか??」
「うんッ♪
実はかなり前からバイトしてためてたんだッ
本当はへそくりをつくろうと思って始めたバイトだったけど
まさかこんな所で役に立つとはねッ」

「何円?」
「このくらい…」
ボクは電卓をピピッと打つ


「けなげだなぁ、おい。彼女は金持ちなんだろ?」
「う゛ッ…1番気にしてるの!」
ボクのテンションは一気に急降下する

「ってか、なんで金持ちって知ってんの?」
「家族みんな知ってるぞ?なめんな?」

なめてないし…さよならボクのプライバシー

「いいんだッ愛があれば♪」
よしよしと兄貴はボクの頭を撫でる

そうだよね!値段より愛だよ!うん!



あっというまに24日-…

「紀奈ッ!」遠くに紀奈が見える!!
ボクと孝太郎と紗亜夜さんは今合流したところだ
「わりッ!遅くなった」
ハァハァと息を切らせて謝る紀奈
「じぃにおくってもらわなかったの?」「うん」

「じゃあ、行きましょうかッ★」
ハイテンションの紗亜夜さんと孝太郎
「電車、乗り遅れるっちゃよッ」


孝太郎は紀奈とボクの腕を引き寄せる


「LET’GO!」


*****************


「これが…遊園地か」
紀奈は目を大きく開き、ぽかんっと口をあけて突っ立っている
「もしかして紀奈さんは来たことないんですか?」「…うん」

「やっぱり…」
紀奈は来たことないだろうなと思ってた

紀奈はなかなか外出許可がでなかったらしいから
子供時代はいつも家庭教師と過ごして立ってきいた

だからこそ!

ボクがめいいっぱい楽しんでもらえるように
がんばるッ♪


「あれのりたいっちゃ!」
孝太郎の指差す先には…ジェットコースター!!!!!!!!

「あーのりたいですッ★」
うっきうきの紗亜夜さん

ボクは苦手ではないけど好んで乗りたくもない
「紀奈、のる?」
キョロキョロと不審な行動をしている紀奈

「あ、うん…?」
意識とんでたのね…

「私はなんでもいいよ」
「じゃあ、行こうかッ」
にこっとはにかむ孝太郎

はあー緊張してきた!