「…亜璃守…亜璃守の所に行かなきゃ…亜璃守の所に…っっ」


玖珠子の気は動転していた。

どうすればいいのか、分からない。

目から沢山の粒が零れる。

「やめろ…っっっ玖珠子まで被害にあったら……俺はどうすればいいんだよ…っっ」

陸は辛そうに顔を歪ませながら走って学校に向かった。


「陸…?」




「…くそっ……俺…」

「陸君♪」





凛が居た。

鉄パイプを持っている。

「スタンガンも包丁も使ったから、補充に来たの。」

凛はにっこりと笑う。

「…殺る気かよ」

陸も構えた。近くにあった椅子を持つ。

「あぁぁぁあぁぁ!!」

ガンッッッ

鉄パイプと椅子がぶつかる音が響く。



だが…

「終わりだね♪陸君。」

もう片手に鉄パイプを凛は持っていた。

ダンッッ  ぽたぽたっ…

陸は頭を思い切り叩かれた。




ガンッ ダンッッ グシャ…

陸は、無残な姿になってゆく。

陸は、逝ってしまった。

「陸君。ゲームオーバー。あと3人…ふふふ…」

 アト「サンニン」ダ。