恋の破片(カケラ)~ラブ&ピース~

その頃の粉雪は珍しくフリーだった。

いつものパブに遊びに行った時、カウンターが一杯だった。

「あら、どうしよう。
席がないわ。」

一人の男が立ち上がり、粉雪に手まねきした。

「ここ詰めたから座れますよ!」

見ると男は予備の椅子を持ってきて自分がそれに座っている。

しかもその日の客の中で、その人が一番かっこよかった。

「ありがとう。」

粉雪は座りながらお礼を言い、続けて男を見ながら自然にこう言った。