恋の破片(カケラ)~ラブ&ピース~

「いらっしゃい。
今日は二人にプレゼントがあるのよ。」

そう言い、お茶室で先生が、二人にお揃いの足袋入れをくれた。

「わあっ!可愛い!
ありがとうございます!」

二人は先生の愛弟子だった。

お手前が始まった。

香の匂いについ癒され、詩織は居眠りをして、ひしゃくの中のお湯を茶碗に全部入れてしまった。

「あらら!
ちょっと入れ過ぎたわね~!」

真子が笑う。

運動部の後は眠い。